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1週間のうちで1番登校しぶりが多いのは、みなさんご存じの通り月曜日です。
そのため毎週月曜日の朝は親御さんにとっても落ち着かない日かもしれませんが、実は月曜日の登校しぶりを軽減するために土日にできる準備があります。土日の過ごし方で、意外と気分が変わるものです。
今回は月曜日の登校しぶりを予防するために、土日でできることや具体的な予防策をまとめていきますね。
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月曜日の登校しぶりを緩和させる方法6つ
不登校や登校しぶりのお子さんの親御さんから、「毎週月曜日が大変」という声をよく伺います。実際、働く大人でさえも月曜朝が憂鬱という方も多いのではないでしょうか。
実は、月曜日の登校しぶりを軽減させるためにはコツがあります。
1000人以上の不登校の子どもを見てきた経験から、月曜日にスムーズに登校するためのポイントを6つご紹介したいと思います。
宿題を済ませておく
登校日の宿題ができていないと、それだけで登校のハードルがぐっと上がってしまいます。罪悪感や恥ずかしさを感じてしまうからです。
そのため、宿題はしっかり終わらせておくようにしましょう。
本来であれば自立心を養うためにお子さん1人で宿題をするべきですが、登校しぶりがひどい状態では自立心を養うことよりも、登校することが優先です。なぜなら、登校を続けていくと次第に自立心が育っていくからです。
まずは親御さんが手伝ってでもいいので宿題を終わらせて、気まずさを抱えずに登校できる環境を整えましょう。
学校の準備を早めに済ませておく
登校しぶりがある子は、登校日の前日はとても憂鬱な気分になります。
ただでさえ日曜日の夜は憂鬱なのに、そんな気分のなかで学校の準備をするとさらに鬱々とした気分になってしまうので、日曜の夜が来る前に学校の準備は終わらせてしまいましょう。
土日の過ごし方
月曜日の登校しぶりを軽減するために、土日の過ごし方はとても重要です。
楽しいことやおでかけ、プールや遊園地などアクティブなことはなるべく土曜日にするようにして、日曜日はなるべくゆっくり過ごすといいです。というのも、日曜日は楽しすぎるとその反動で月曜日が嫌になりますが、何もなく退屈すぎても気持ちのリセットができず憂鬱になるからです。
おすすめの日曜日の過ごし方は、ショッピングモールで軽く買いものしてお昼を食べるとか、外食だけ行くとか、軽く楽しめる感じで過ごすのがいいですね。
【土曜日】
アクティブに楽しむ
(例)プール、おでかけ、遊園地、キャンプ、遠出など
【日曜日】
軽く楽しむ
(例)買いもの、外食など
サザエさん症候群に注意
「サザエさん症候群」と言われますが、ちびまる子ちゃんやサザエさんのオープニング、エンディング曲を聞くと憂鬱になる子が一定数います。
エンカレッジではアセスメントのために「会話ノート」を親御さんにつけてもらっていますが、「あの曲を聞くと憂鬱になる」と番組チャンネルを変える子が何名もいることが会話ノートの添削でわかっています。
確かに、大人でもあの曲を聞くと週末の終わりをリアルに実感させられてもの悲しい気分になったりしますよね。
なので、登校しぶりのあるご家庭では日曜日のちびまる子ちゃんとサザエさんのテレビは付けないことがおすすめです。代わりに、ニュース番組などにしておきましょう。
楽しそうな出来事を確認する
普段登校しぶりをしているお子さんでも、自分の好きなことがある日はスムーズに登校できることも多いです。「登校したら面白そう」と思えることを、親子で共有できているかを再度確認してみてください。
- 好きな授業(理科の実験、図工の版画、調理実習など)
- 好きな給食メニュー
- 好きなイベント(縄跳び大会など)
好きなものが共有できたら「明日は給食カレーだね!」「明日こそは植えたアサガオ咲いてるかな~?」といったわくわくする気づきに繋げられるとよいですね。
月曜日は明るい話題で起こす
登校日当日、月曜日の朝はなるべく明るい話題で起こしましょう。
登校したくないのに「遅刻するから起きなさい」では、気持ちがしぼんでしまいます。学校に関係ない、明るい話題にしましょう。
例えば、少し豪華な朝食にするなどテンションが上がる形にしてあげるのもいいですね!
月曜日に登校しぶりでテンションが低くても「それは当たり前」と思って親が引きずられないことも重要です。逆にテンションをあげてやろうとハイテンションでいくと鬱陶しがられますので、それもダメです。
無理に「学校は怖くない」と価値観を押し付けると余計に学校が怖くなってしまうので、子ども自身の言葉(情動のラベリング)に耳を傾けるようにしてください。情動のラベリングに興味がある方は以下の記事も参考にしてくださいね。
「月曜日の登校しぶり予防策6つ!スムーズな登校には土日の準備が重要」まとめ
登校しぶりは月曜日に起こりやすいですが、月曜の朝に焦ってなんとか登校させようとするのではなく、土日から月曜日を見越したスケジュール・準備をしておくことがポイントです。
土日の過ごし方を変えるだけで、月曜日の登校プレッシャーが落ち着いたり、心づもりができたりすることもありますので、今回ご紹介した対策法をまだされていない方は試してみてくださいね。
そのほか登校しぶりについて気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
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