エンカレッジが復学率100%を継続できる理由

エンカレッジが復学率100%を維持できる理由

不登校支援グループエンカレッジは設立して14年が経過しましたが、設立以来復学人数は1000人を超え、復学率は100%を維持しています。

「復学率100%」というと驚かれることも多いのですが、もちろん無理やり子どもを登校させることは一切したことがありませんし、学校に1日だけ行けるような支援も行っていません。

エンカレッジはあくまで継続登校ができる支援プログラムを組んでいます。

完全不登校・長期不登校の子どもたちも多い中「なぜエンカレッジは高い復学率を維持できているのか」とよく質問されるので、エンカレッジの日頃の考え方や意識していることをまとめました。

【復学率100%の理由①】圧倒的な専門性

カウンセリング

エンカレッジは業界内でもトップレベルの専門性を自負しています。

不登校の相談というと、学校の先生方やカウンセラー、心療内科の先生や元不登校児の親御さんなどがあげられますが、実はそれぞれで得意分野が異なります。

不登校の各相談先の得意分野
  • 学校の先生…学級運営に詳しい
  • カウンセラー…深層心理、理論に詳しい
  • 心療内科の先生…心の病気や薬に詳しい
  • 元不登校の親…親のメンタルの保ち方などの経験談がリアル
  • 復学支援専門機関…実際にどうすれば登校できるかの実践法に詳しい

カウンセラーや心療内科の先生は深層心理に目を向けがちで、「子どもはもっと愛情を欲している」といったケア方法に詳しいですが、「では実際に復学するためには?」といった具体的な実践方法は知識不足なこともあります。

さらに元不登校の子を持つ親御さんの経験談もとても参考になるとは思いますが、自分の子どもの不登校パターン中心の知識と経験になるため、必ずしも相談したからといって解決法を得られるとも限りません。

その点復学支援を専門にしている機関は、自分の子どもではなく、様々な状況や性格の子どもたちに対しての原因分析から実際の復学方法の実践までのアプローチになります。不登校を専門にカウンセリングを行っている機関だからこそ、その分野での専門性が高く維持されているのです

以下ではエンカレッジの専門性が高い理由についてまとめました。

不登校解決に特化

小学校の教室

エンカレッジは子どもの不登校を解決するために設立され、以来一貫して子どもの不登校問題に取り組んできました。

まさに不登校解決一筋!なのです。

そのため、今までに1000人以上の不登校の子どもを復学支援してきましたが、引きこもりやゲーム依存、暴力や無気力、発達障害やHSC、五月雨登校や長期不登校といった、様々な学年・性別のあらゆる不登校パターンと解決方法を経験しています。

不登校の子どもが陥りやすい思考方法や、親が悩みやすいポイントなども把握できているため、不登校解決に向けたスタートダッシュをかけることができます。

代表自身が公認心理師

公認心理師の資格取得

エンカレッジでは、代表・上野自身が国家資格である公認心理師です。

しっかりと心理学の理論を学んでいるからこそ、不登校の子どもの言動の背景にある課題を読み解き、1人1人の性格や思考方法に合わせたアプローチを考えられるのです。

上野はその専門性を活かして、復学に関する書籍も出版しています。

エンカレッジ代表・上野の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

エンカレッジ代表の上野剛のプロフィール
代表プロフィールはじめまして、エンカレッジの代表・上野剛です。 エンカレッジでは今までに1000人以上の不登校の子どもたちとご家族を支援してきまし...

【復学率100%の理由②】圧倒的なコミット力

不登校の子どもを支援する訪問カウンセラー

エンカレッジでは、不登校の子どもの目線を把握したうえで、ご家族と二人三脚で復学を目指します。

登校するためにすべきことをお伝えして終わりではなく、継続登校できるまで1つ1つの問題を乗り越えられるようにご家族・学校と連携しながら一緒に歩んでいきます。

「一緒に歩む」というコミット力も、業界トップレベルだと自負しています。

ここでは、エンカレッジのコミット力についてご紹介していきますね。

訪問カウンセリング

不登校の子どもの部屋

エンカレッジでは、カウンセリング方法としてアウトリーチ型アプローチ(訪問カウンセリング)を重視しています。

というのも、不登校の子どもにとってカウンセラーのいる病院や施設まで外出すること自体がハードルが高い場合が多いためです。

お子さんが一番リラックスできる自宅だからこそ、抱えている不安を本音で話すことができたり、普段の生活やその子の価値観が垣間見えたりします。

これはカウンセラーが診察室で問診しても決してわからないことです。

そのため、エンカレッジではできるだけ訪問でのカウンセリングにこだわっており、遠方でも出張カウンセリングを承っています。

メンタルフレンドとして信頼関係を構築

メンタルフレンドの子どもとカウンセラー

エンカレッジでは、訪問カウンセラーが不登校の子どものメンタルのケアを担うと共に、憧れの存在にもなっていきます。憧れるような存在となったお兄さん、お姉さんを子どもたちは自然とモデリング(言動や行動をまねる)してきます。

あるときは友だちのように一緒に遊んだり、またあるときは親や先生への愚痴や不安を聞いたり…知識あるカウンセラーではありますが「近所のお兄さん・お姉さん」の雰囲気で、自宅を訪問して一緒に遊んだりおやつを食べたりするなかで子どもたちは自然とモデリングをしてお兄さん、お姉さんのいいところを学び、成長していきます。

正直なところ、月に何度も自宅を訪問したり、一緒に遊んだり話したりするのは時間も労力もかかります。しかし、時間をかけてリラックスして話せる関係になるからこそ、子どもの本音を聞き出したり、不登校になった本当の原因がわかったり、人としてのお手本になるのです。

「不登校の原因はエネルギー不足。見守るしかありません」と話すスクールカウンセラーは多いです。しかし、本当に子どもはエネルギー不足なのでしょうか。

エンカレッジの訪問カウンセラーと接する子どもたちは、エネルギー不足だとは感じません。エネルギーはむしろ有り余っているほうです。そのエネルギーを活かしきれずに悩んでいるだけなのです。1人で抱えてしまっているだけなのです。そのように1人で抱えて苦しんでいる子どもたちを訪問カウンセラーが不登校解決まで二人三脚で支えていきます。

時間をかけて子どもと接し、性格や気質、思考パターン、環境、親子関係などまで把握し、その子ならでは個別の復学プログラムを組むからこそ、一緒に学校復帰ができるのです。

実際のカウンセラーとの登校シーンを見ていただければそれがよくわかると思います。

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メンタルフレンドが不登校解決に効果的な理由!親の体験談も復学支援のプロセスにおいて重要な役割を担う存在、メンタルフレンド。 不登校やひきこもりといった問題を抱える青少年のもとに訪問するお...

家族フォローの徹底

不登校で不安になるお母さん

不登校のお子さんを持つ親は、1日中気が休まることがないかもしれません。

深夜に叫んで暴れたり、とんでもない暴言を吐いたり…まさに24時間体制でお子さんのフォローに追われて、心身ともに限界を感じている親御さんも今までに多く見てきました。

特に「急に叫んで暴れ出したから、今すぐにどう対応したら良いか知りたい」「急に朝に泣き出した…どう話しかけていいか知りたい」といった疑問もあるかと思います。

そのため、エンカレッジではこういったすぐに解決したいお悩みを電話やメールでいつでもご相談いただくことができます。

不登校を解決する大きなポイントは、お子さんへのご家族の対応方法です。

エンカレッジでは「不登校は子どもだけの問題」と捉えず、「家庭内で起きている何らかの問題が”不登校”という形で表出した」と捉える家族療法の考え方をしています。

つまり、不登校を解決する大きなポイントは、家族の在り方や、親の子どもとの関わり方にあると考えるため、親御さんが普段お子さんにどのように接しているかなどを分析し、対応方法などをレクチャーしています。

親に甘えがちなお子さんには自立を促す、些細なことでイライラしがちなお子さんには忍耐力を養ってもらう…など、不登校を解決するためには「適切なタイミングで、その子にとって適切な対応方法を取る」ことが必要です。

その時々で適切な対応方法について、エンカレッジでは徹底してフォローしています。

不登校と家庭環境を改善する「会話ノート」とは?添削例も紹介エンカレッジの復学支援プログラムのなかで、かなり重要な役割を果たしている「会話ノート」。 クライアントさんからの満足度も高く、家庭...

継続登校のための細心の準備

再登校する小学生

エンカレッジでは、一度登校して終わりではなく、継続して登校できるかをとても重視しています。

そのため、一度登校できたら登校が安定化するように細心の注意を払ってフォローします。

事前に学校の先生と再登校日の擦り合わせをしたり、前日に通学路を不登校の子と一緒に歩いてイメージトレーニングしたり…

さらに、一度登校してもしばらくはフォローを続けさせて頂きます。

一度登校できても継続できない場合、再度仮説を立てて再登校の準備とコーチングをしてから再登校にチャレンジします。

継続登校まで試行錯誤を繰り返すことはとても大変ですが、これがあるからこそ不登校の知識と経験値も上がっていきます。

定員を制限

再登校する兄弟・姉妹

エンカレッジでは、同時期に復学支援する子どもの定員があります。

各訪問カウンセラーも担当する子どもの人数に定員がありますが、それはカウンセリングやコーチングの質を下げないためです。

一言に「不登校」といっても様々なかたちがあり、部屋に閉じこもってカウンセリングも拒否したり、突然叫び出して会話できる状態になかったり…と、その子その子で色々な対応を取らなければいけないときもあります。

どういう状況であっても、しっかりと不登校の子どもとご家庭にコミットするために、定員以上のお申し込みは受け付けないようにしています。

【復学率100%の理由③】不登校の根本原因から解決

不登校が解決した小学生

エンカレッジでは、不登校の根本解決を目指します。

例えば子どもが親に甘えて登校拒否している場合、一時的な登校をゴールにするのではなく、母子依存による甘え体質といった根本原因から改善して、子どもが自立したうえで継続登校できることをゴールにします。

上野
上野
不登校の根本解決ができる秘訣を以下でご紹介します。

家族療法の考え方

不登校解決のための家族療法の考え方

エンカレッジでは不登校解決に家族療法の理論を取り入れています。

家族療法とは、不登校は子どもだけに原因があるのではなく、家庭内に元々あった問題が不登校というかたちで表出したものと考えるため、お子さんだけなくご家族にもカウンセリングやコーチング、ティーチングを行っていきます。

例えばお母さんの過保護・過干渉によってお子さんの自立心が育たずに甘えて不登校になっている場合は、お母さんの過保護・過干渉の対応方法を変えて頂くようにティーチングを行います。

ご家族がお子さんへの家庭内対応を変えることで、お子さんの言動が変わり、登校もできるようになるのです。

このように、家族療法の理論を用いて、不登校の根本原因から解決しようとするのがエンカレッジの特徴です。

会話ノートの添削

会話ノートで親子の会話を分析する

お子さんが不登校になるご家庭は、母子依存子ども上位に陥っているご家庭も少なくありません。

そのため、親がお子さんに過干渉になっていないか、放置しすぎていないかなどの日頃の対応方法を「会話ノート」につけていただき、こまめに添削を行います。

  • 母子依存…母親と子どもの関係性が強すぎて、お互いに依存し合っている状態。
  • 子ども上位…子ども優位すぎて親が子どもの言いなりになるなど、家庭内の機能やパワーバランスが崩れた状態。

最初のうちはノートをつけるのは面倒や難しさを感じるかもしれませんが、親子の会話をノートに残していただくことで、改善ポイントがはっきりします。

「エンカレッジが復学率100%を継続できる理由」まとめ

復学支援

エンカレッジが日頃意識していること、大事にしていることをまとめさせていただきました。

長年復学支援をしていて感じるのは、やはり「子どもたちは本当は学校に行きたい」と思っているということです。

本当は登校したいけれど、何らかの原因があって行くことができなくなり、登校できない自分を責めて自信も失ってしまい、さらに引きこもるようになってしまうのです。

今まで復学した子どもたちの笑顔を背中を見るたびに、頑張って再登校することが、子ども自身の自己肯定感を高めてこれからの社会を力強く生きていく力になるのだと実感しています。

エンカレッジはこれからも、再登校したい子どもに最大限にコミットし、自走できるまで二人三脚で伴走していきます。

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