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私も不登校になって初めて、焦っていろいろネットで検索したのを覚えています。とても不安でした。
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↓不登校の解決に必要な対応をまとめた記事はこちら↓
不登校の理由がわからない
友達からのいじめや友達関係のトラブル、クラスでの孤立、先生からの厳しい指導など学校環境によるものではない。家庭内暴力、虐待、ネグレクトなどの家庭問題などでもない。
そういった場合は、自己解決能力の不足、母子依存、フラストレーショントレランス(ストレス耐性)、自己肯定感の不足(自信がない)、無気力(やる気がない)など内的要因の可能性があります。
なぜ理由がわからないかというとそういった内的な要因は子どもが自己分析できないからです。
「学校に行けない理由は、自己解決能力が不足していて学校では1人では困ってしまうからなんだ」とは言えないからです。「よくわからないけど怖い」「まわりの視線が気になる」そのような表現をする子が多いです。
理由がわからない場合は、外的要因ではなく内的要因に目を向けて、家庭内対応を見直してみよう!
不登校の原因がわからない
不登校の原因はどこにあるんだと、原因探しをする気持ちはよくわかります。確かに原因があればそれを解決すればいいですから。
しかし、「先生に怒られた」→「友達に悪口を言われた」→「給食が苦手」→「勉強がわからない」と解決しても学校復帰ができなかったり、次々に原因が変わってしまう場合、それは原因ではなくきっかけに過ぎないかもしれません。
そして、根本的な部分は過保護、過干渉といった親の対応だったり、理由の時に説明した内的要因の可能性もあります。
原因探しをしてもはっきりとした原因が見つからない場合は、親の対応や内的要因の可能性があると理解して、過去の小さな原因にこだわるのではなく、パーソナルの能力変化を促すための家庭内対応を心がけよう!
不登校の相談先がわからない
不登校の相談先は、まずはスクールカウンセラーになると思います。スクールカウンセラーは子どもの気持ちに寄り添い、子どもが回復するのを温かく見守るので、子どもの気持ちは落ち着いてくると思います。親御さんの不安な気持ちにも寄り添ってくれるので親としても安心です。
ただ、子どもの学校復帰という意味では時間がかかる場合も多いですし、相談したくないという子もいます。親としてもこのまま待っているだけでいいのかと時間だけが過ぎていくような、そんな不安に襲われる場合もあります。不登校期間が長くなると2次障害の影響も出てきます。
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今は学校以外の選択肢も視野に入れ、教育支援センターやフリースクールなどの相談先も検討していく必要があります。
見守る対応だけではなく、親としてもいろいろなところから情報を集めて積極的にアプローチして自分の家庭に合った方向性と相談先を見つけていこう!
不登校の現状をどうしたらいいかわからない
正直、どうしらいいのかわからないというのが皆さんの率直な意見かと思います。確かに不登校の考え方1つとってもネットでも様々なことが書かれていて情報があふれかえっています。
愛情不足が要因なので「甘えさせてあげましょう」と書かれているところがあるかと思えば、甘えさせすぎた過保護が要因なので「母子分離をしましょう」と書かれているところがあります。
全く逆のことが書いてあるので、何が正しくて何が間違っているのか正直どうしていいかわからないと思います。
「どうしたらいいのか」ではなく、「どうしたいのか」を考えよう。親としてどうしたいのか、子どもは何を望んでいるのか。子どもが動き出すまで待つならスクールカウンセラーに、学校復帰なら学校復帰の専門家に、学校以外の選択肢ならフリースクールなど学校以外のキャリア教育の専門家に相談しよう!