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不登校の小学生|勉強の遅れ対策で1番重要なことを教えます!

勉強の遅れ
ハルさん
ハルさん

不登校の期間が長くなると勉強の遅れが心配です。どのように遅れを取り戻させたらいいのでしょうか?

上野
上野
せっかく学校に行ってもまた勉強がわからなくて休むのではと心配ですよね。
ハルさん
ハルさん

そうなんです。でも「やりなさい」と言っても全然勉強しないので、、どうやったら勉強するのでしょう?

上野
上野
ハルさん、そもそもその考え方が間違っているのです。今回はどんどん勉強が遅れていくのに勉強しない子ども達の心理と解決策をお伝えしますね。
ハルさん
ハルさん

ぜひお願いします。

勉強が遅れているのになぜ勉強しないのか?

勉強の遅れ

不登校期間が長くなるとどんどん勉強が遅れていきます。親は学校に行くときに困るのではないかと少しでも勉強させようとしますが子どもはなかなかしません。

それはなぜかというと勉強をする必要性がないからです。学校に行っていれば

・宿題をしないと先生に叱られる

・テストの点数が悪くなる

・当てられたときに答えられない

・授業についていけなくなる

・みんなにわからないと思われると恥ずかしい

といった必要性があるからやりますが、学校に行っていなければ

・宿題をしなくても先生に叱られない

・テストも受けないから勉強の必要がない

・授業についていけなくても困らない

・みんなにも会わないから恥ずかしくもない

つまり、勉強をする必要がないからやらないのです。

でも「それでは学校に行ったときに困りますよね?」と皆さん思われましたよね。その通りなのですが、そもそもそこの意識が曖昧なのです。

・「学校にいつかは行こうと思ってる」

・「部活は吹奏楽に入りたい」

・「あそこの大学には行きたい」

・「将来は看護師になりたい」

と遠い将来のことはイメージできますが、そのためには「学校に行かないといけない」よね、「勉強しないといけない」よね、と目の前のことになると「うーん、今はちょっと無理」と現実逃避します。

この状態では勉強をしようとは思いません。

親は学校に行ったときに困るからと強い危機感がありますが、子どもたちからしたら学校に行くということ自体がフワフワしているので危機感がないのです。不登校支援をしていて家庭内の状況全体を客観的にアセスメント(分析)できていると、この温度差はよくわかるのですが、いざ親御さんが自分の家庭のこととなるとこのギャップに気づかないことはよくあります。

子どもがなぜ勉強をしないのかというと、遅れていくのは心配だが、勉強が今必要だと感じていないから。つまり必要性がないからなのです。

親が教えるのは難しい

家庭学習

子どもが勉強しないのはそのような理由なのですが、親が勉強をさせられないのはなぜなのでしょうか?それは親が勉強を教えることがそもそも難しいからということなのです。

先ほども「親御さんが自分の家庭のこととなるとこのギャップに気づかない」と伝えましたが自分の子どもに教えるのは主観が入るのでそもそも難しいのです。

うちの奥さんも英語の教師をしていましたが、子どもたちは英語塾に通っています。ちなみに子どもは今年中1(男)と小学3年生(女)で英語塾には3年ほど通っています。

周りのママ友からも自分で教えたらいいのにと言われていますが、「生徒には優しくできるけど、自分の子にはつい怒ってしまって絶対無理」と言っています(笑)

特に不登校の状況で母子依存、退行、わがまま、子ども上位、といった状況でさらに子どもに学習意欲がない状態で教えるのは至難の業と言えるかもしれません。

そもそも親が子どもに学習を教えるのは主観が入るので難しい。

母子依存、退行、わがまま、子ども上位の状態で教えるのは難しい。

無理に教えると親子関係が悪化する。

家庭で教えるられるケースとは

通信教育

家庭で勉強を教えるとなるとチャレンジやスタディーサプリなどの通信教育になるかと思います。

そもそも通信教育というものが学習意欲が高く自己管理できる子ども向けの学習スタイルなので、母子依存が強く、幼い子どもや自己管理能力、自己責任能力、自己解決能力の不足している子には向いていません。

不登校になると母子依存になりやすく幼くなりやすく、自己管理能力、自己責任能力、自己解決能力がどんどん低下しがちなので、不登校の状況で家庭学習をすること自体に無理があるのです。

家庭学習は、学習意欲が高く自己管理できる子どもに向いている学習スタイル。

不登校になると親への依存が強くなり退行し、自己管理能力、自己責任能力、自己解決能力が低下する。

つまり家庭学習は不登校の子には向いていない

ハルさん
ハルさん

勉強の必要性がなく、家庭で親が教えるのが難しいということはよくわかりました。ではこのまま勉強が遅れていくのを黙ってみているしかないのでしょうか?

上野
上野
ではその解決策を次からお伝えしますね。
ハルさん
ハルさん

お願いします!

小学生の不登校が勉強の遅れを気にしなくていい理由

勉強 気にしない

クライエントさんに「子どもが学校に行くのに何が困ると思いますか?」と聞きますと多くの方が「勉強の遅れ」とおっしゃいます。

ただ、子どもに聞くと「勉強の遅れ」と言う子は親ほどはいません。「勉強の遅れは気になる?」とこちらから聞くと「あー、少し気になる」と言った感じの返答が多いです。

そもそも必要性を感じていないからイメージできていないというのもあるかもしれません。勉強の遅れを気にする子もいますがそれが理由で学校に行けなくなることは経験上ですがほとんどありません。

1000人以上の子どもの学校復帰をサポートしてきましたが、小学生に関しては、不登校期間が3年間の子でもそれほど影響はなかったです。

もちろん、支援中に訪問カウンセラーが学習のサポートをするからというのもありますが、それでも小学生で必要なのは、国語では連絡帳を時間内に書き写せる書き取り能力算数では九九や掛け算、割り算くらいです。

最近、クライエントさんから「勉強の遅れで困ったケースの方の例を教えていただけますか?」と聞かれたのですが1000人以上の子どもたちを見てきたのですが思い浮かばなかったです。

思い浮かんだのは私学の受験勉強から不登校になった子が学校復帰した時に中学受験をどうするかといったケース。

勉強はしたくないけど公立には行きたくない。このようなケースは何件かありますが、それは受験組だけの特殊なケースなのでそれ以外の子は本当にないのです。

それはなぜかというと、勉強の遅れを取り戻してから学校に復帰するというスタイルを取っていないからなのです。

学校を休んでいて勉強していなかったのだから仕方がないと割り切ってよい

私たち復学支援専門家は、勉強を取り戻すのではなく割り切らせるスタイルを取っています。

なぜかというと、学校に行っている子は6時間勉強しているので6時間以上の勉強をしないと学校に行っている子に学習が追いつかないからです。

学習意欲のなさや家庭学習の難しさは上記の内容でわかっていただけたかと思いますが、学習意欲がない状態で、不登校の子に向いていない家庭学習を学校に行っている子以上にやる。

うちの息子風に言うと無理ゲーです(笑)

※無理ゲー=クリアーできないゲーム→絶対に無理なこと(多分(;’∀’))

ですから、取り戻すのではなく私たちは「学校を休んでいたんだから仕方ない。休んでいてわかったら逆におかしいだろ」と子どもに伝えます。

訪問カウンセラーも「これで勉強できたら休んで家でずっと勉強していたんじゃないかって思われるよ(笑)」と言ってできなくていいと安心させます。

その割り切るということが実はとても大切なのです。学校に復帰したらわからないことだらけです。もちろん、できるだけわからない事ないように徹底的にサポートはしますが、それでも学校で起こることは訪問カウンセラーや親にもサポートはできません。

学校には訪問カウンセラーも親もいないのだから1人で解決しないといけないのです

なので、そういったときに常にどうしようと思っていたらいつまでも心配なままでストレスを抱え辛くなりまた休んでしまいます。

でもわからないことだらけでも仕方がないと割り切って乗り越えることができたら、それは大きな自信となります。

「わからないことだらけでも行けたじゃん。これで毎日行ってわかることが増えたらもっと楽になるじゃん」と訪問カウンセラーに褒めてもらってさらに学校に行く不安が減っていきます。

そうなると嫌だった学校が楽しいと思えるようになる子もいます。つまりこういうことです。

勉強の遅れ対策で一番大切なのは、学習の遅れを取り戻すのではなく、できなくても仕方ないと思う割り切る力

学習の遅れを取り戻すのが先ではなく必要性が先

勉強の遅れ

皆さんは、勉強が遅れているのが心配だから勉強を取り戻したら行きやすくなるのではないかと考えているかと思いますが、実は順番が逆なのです。

勉強の遅れを取り戻して安心させてから行くというのは何度も言いますが、無理ゲーです。

必要性がないから勉強ができないなら、必要性を与えてあげればいいのです。つまり学校に行く気持ちにさせてあげればいいのです。学校に行くという気持ちになれば勉強はします。行ったときに困るのは自分なので、最初に書いたこの内容が現実になり必要性が生じるからです。

・宿題をしないと先生に叱られる

・テストの点数が悪くなる

・当てられたときに答えられない

・授業についていけなくなる

・みんなにわからないと思われると恥ずかしい

勉強の遅れを取り戻してから学校復帰ではなく家族でしっかりと話し合って学校に行くという気持ちになってから勉強のサポートの順番の方が実は効果的なのです。

先にしっかりと学校に行くという気持ちにするための話し合いが家庭でうまくできないから困っている方も少なくないと思いますが、私はこの順番がベストだと思っていますし、もしその話し合いが家庭でできないのであれば無理ゲーを続けるのではなく専門家に相談するという選択肢も検討してください。

ちなみに復学支援専門家は、登校刺激のときに教育コーチングで子どもの気持ちを学校に行きたいと思えるようにぐっと引き上げます。

そして訪問カウンセラーはそこで初めて勉強の話をします。私たちが登校刺激まで勉強の話を一切しないのは、

【勉強のサポート→学校に行きたいきもち】

ではなく

【学校に行きたい気持ち→勉強のサポート】

の順番がベストだと考えているからです。

ただ、これはキャリア専門的なスキルが必要なので復学支援専門家にしかなかなかできないのですが、家庭で話し合うことができれば家庭内で解決した方がいいので、必要性→学習のサポートの順番で取り組んでみてください。家庭では難しいと感じられた場合は、諦めるしかないのかと思わずに、家庭以外でもできる選択肢があるということを覚えておいてください。

実際の登校刺激での教育コーチングの様子はクライエントさんがblogで詳しく書いてくれているのでこちらをご覧ください↓

「登校刺激」の日 ~息子の本当の気持ち~

上野
上野
ハルさん、勉強の遅れ対策で一番重要なことはわかりましたか?
ハルさん
ハルさん

よくわかりました。一応まとめておきますね。

まとめ
  • 不登校の子どもが勉強をしないのは、遅れていくのは心配だが、勉強が今必要だと感じていないから
  • 親が勉強を教えるのは、母子依存、退行、わがまま、子ども上位の状態で主観も入ってしまうからそもそも難しい
  • 家庭学習は、学習意欲が高く自己管理できる子どもに向いている学習スタイルなので、親への依存が強くなり退行し、自己管理能力、自己責任能力、自己解決能力が低下している不登校の子には向いていない
  • 勉強の遅れ対策で一番大切なのは、学習の遅れを取り戻すのではなくできなくても仕方ないと思う割り切る力
  • 勉強のサポート→学校に行きたいきもちではなく、学校に行きたい気持ち→勉強のサポートの順番がベスト
上野
上野
ありがとうございました。
ハルさん
ハルさん

子どもが勉強しない理由も親が教えられない理由も勉強の遅れに大切なこともよくわかりました。まずは気持ちの問題が優先で割り切る力を付けてあげることが大切なのですね。

上野
上野
そうなのです。それが学校復帰の近道であり、勉強の意欲の回復にもつながるのです。皆さんもぜひ今の考え方を見直してみましょう。
上野
上野
それでは、今回はこの辺で、さようなら

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上野 剛
上野 剛
不登校の最新の復学支援システムを構築した復学支援専門家。新書「今、子どもの不登校で悩んでいるあなたへ」2019年4月 出版

 

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