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不登校でよく聞く「明日は学校に行く」と言って朝に行けない理由とは

明日は学校に行く
ハルさん
ハルさん

前日には「明日は学校に行くから」と言ったり、休んだ時には「明日は行くから」と言って朝になると「やっぱり行かない」となることがあるのですがどうしてでしょうか?

上野
上野
これは皆さんからよく相談される内容です。行く行く詐欺と言う方もいますが、この問題にはいくつか理由がありますのでしっかり解説していきますね。

「明日は学校に行く」は言い訳

言い訳

子どもが「明日は学校に行く」というのには3つの理由があります。1つ目は学校を休むと親は

・「なぜ学校に行けないの?」

・「何が嫌なの?」

・「このまま休んだら行きにくくなるよ」

・「勉強も遅れるよ」

と理由を追及したり、非難したりします。子どもはその追及を逃れるために言い訳として下記のように話します。

母「このまま休んだらまた行きにくくなるよ、どうするの?」

子「明日は学校に行くから」

このように言われると明日は行ってくれるならと少し安心して

母「明日はちゃんと行くのよ」

とそれ以上の追及はしなくなります。

つまり「明日は学校に行く」という気持ちはなくても(少しはあると思いますが)親にこれ以上言われたくないために「明日は学校に行く」と言っているのです。逆にいえばこれは親が言わせていると言っても過言ではありません。行く気持ちがあるというよりは言わされているので当然翌日も行けないということになります。そうすると親は

母「昨日、明日行くと言ったじゃないの!」

と言いますが

子「今日は音楽があったから無理。明日は音楽がないから明日は行くよ」

と子どもは、また言い訳を繰り返します。

重要

親の圧力が子どもに言い訳する癖をつけてしまうので、言い訳する癖のついている子には圧力をかけすぎていないか確認しましょう。

この状態では圧力をかけてもかけなくても行けない可能性が高いので、いい訳癖をつけてしまうくらいなら言わないようにした方がいいです。

学校に行けない理由がころころ変わる場合は、このような親の追及を逃れるために理由を探して言っている可能性があることも理解しておきましょう。

「明日は学校に行く」は親を安心させるためのアピール

アピール

学校を休むと親は落ち込みます。元気がない親を見ていると子どもも自分のせいだと罪悪感を持ちます。優しい子は親のそのような様子に対して申し訳ない気持ちと安心させてあげたいという気持ちから次のように伝えます。

子「お母さん、明日は学校にいくよ。明日の給食は好きなカレーだし」

母「明日はカレーだったね。明日は学校に行ってカレー食べれるね」

親の気持ちを察して安心させるためのアピールとなります。空気を読むのが上手なHSCの子はこのような対応をよくします。またお兄ちゃんが「宿題しなさい!」と怒られているのを見てこっそり隣で宿題を始めたり

子「明日の用意もちゃんとしておこうかな」

と怒られないように回避する能力も高いです。また親が落ち込んでいると

子「お母さん、洗濯物畳んでおいたから」

と空気を読んでお手伝いをしてくれたりします。

しかし、こちらも「学校に行く」という意志が主体性のあるものではなく親を安心させるために言っています。それにより「お母さんも悲しむし行かなければ」という気持ちにはなりますが、それで行けるほど不登校の問題は単純ではないので結局朝になると、親への申し訳なさよりも自分の負担の方が大きくなり行けない状態となります。

このような状態が続くと人の目ばかりを気にしてしまい、主体性がなくなってしまうので親へのアピールが強い子には負担にならないようにしてあげることも大切です。休んでいることに全く罪悪感のない子には逆に少し落ち込んでいるのを隠さず見せてあげた方がいい場合もあります。

重要

人の目を気にして罪悪感の強さから「学校に明日は行く」という子はどんどん自分を追い込んでしまい、リストカットなど自傷行為に発展する場合もありますのでそのような傾向のある子は早めに専門家に相談するなど対応してください。

どこに相談したらいいかわからない方は無料オリエンテーションでお子さんにあった支援機関の紹介も行っていますので受けてみてください。

くわしくはこちら

「明日は学校に行く」はその時はそう思う

朝が怖い

こちらは、いい訳やアピールではなくその時は本当に「明日は学校に行こう」と思っているパターンです。しかし、朝になるとどうしても怖くなって行く意思が怖さに負けてしまい行けなくなります。

これは直前になればなるほどリアルにイメージするようになるためです。

復学支援でもよくありますが、登校前日には私が最終確認のコーチングを行うのですがその時に私に「明日は学校が楽しみ」とまで言ってくれていた子が朝に登校サポートのために訪問すると毛布をかぶって泣いているというパターンを何度も見てきました。

前日の確認のコーチングの様子はこちらをどうぞ

詳しくはこちら

前日までは実際に学校に行くことをリアルにイメージできておらず直前になって初めて登校した時のことを「真剣に」考えるからです。

この「真剣に」というのがポイントで前日にも考えていないわけではないのですが直前になると

・「当てられたらどうしよう」

・「給食食べられなかったらどうしよう」

・「何で昨日来なかったのと言われたらどうしよう」

・「漢字のテストができなかったらどうしよう」

という不安が急に押し寄せてきて「学校に行く」という気持ちを飲み込んでしまいます。

これは、登校の習慣化ができていないことで起こります。毎日登校できていないと体が毎日行くリズムになっておらずストレスを抱えます。

歯磨きも同じで毎日していると苦痛に感じませんが、毎日やっていない子は歯磨きをすることにストレスを感じるのと同じです。

休みが続くと勉強の遅れもでます。わからないことも増えます。友達にも何か言われるかもしれないと思います。長期の不登校の場合は自分の居場所がないのではないかと不安になったりします。

これは不登校の2次障害と言われるものです。2次障害が出ないようにしっかりと習慣化できるようにしていきましょう。

「明日は学校に行く」と言って朝になって怖くなってしまう不登校は、行ったり行かなかったりといったその日その日の対応で一喜一憂するのではなく、しっかりと家庭内環境の改善し、習慣化を意識して継続登校できるようにしっかりとサポートをしてあげましょう。習慣化は3週間でできると言われていますので、まずは3週間休まず登校することを目標にしましょう。

二次障害についてはこちら↓

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下の方に詳細があります。

ハルさん
ハルさん

「明日学校に行く」という理由には3つのパターンがあったのですね。

上野
上野
それぞれのパターンで対応も変わってきますので、しっかり把握してそれぞれに合った対応をしていきましょう。

ハルさん
ハルさん

今回も解説ありがとうございました。

上野
上野
それでは次に記事でまたお会いしましょう。

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上野 剛
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不登校の最新の復学支援システムを構築した復学支援専門家。新書「今、子どもの不登校で悩んでいるあなたへ」2019年4月 出版
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