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長い連休が終わった後、「明日からまた学校か…」と憂うつな気持ちになるのは、大人でも同じですよね。
それは子どもも同じ。とくに新学年・新しい環境で頑張ってきた子どもにとって、ゴールデンウィーク明けは心と体が疲れのピークに達する時期です。
「学校行きたくない…」
「お腹が痛い」
「頭が痛い」
そんな言葉や様子が見られたとき、親としては戸惑い、不安になりますよね。
今回は、GW明けに起こりやすい「登校しぶり」や不登校のサイン、そして親としてできる対応について解説します。
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GW明けに「学校行きたくない」はよくあること?

まず伝えたいのは、「GW明けに学校へ行きたくないと感じる子はとても多い」ということです。
新学年・新しい友達・先生…
4月からの1ヶ月間、子どもは慣れない環境でたくさんのエネルギーを使ってきました。その反動がGW明けに表れやすくなるのです。
一時的な疲れによる登校しぶりであれば、数日休めば回復することもあります。
ですが、もし以下のようなサインが見られる場合は、「少し長引くかもしれない」と意識しておくことも大切です。
不登校の兆しかもしれないサイン

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朝になると体調不良を訴える(お腹・頭の痛みなど)
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登校時間が近づくと不安そう、イライラする
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無気力でぼーっとしている時間が増える
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学校の話を極端に避ける、黙りこむ
-
ゲーム・YouTubeに長時間没頭するようになる
こうした変化は、「気持ちがしんどい」というサインかもしれません。
子どもはうまく言葉で表現できないぶん、体や行動でSOSを出していることがあります。
GW明けに「学校に行きたくない」ときに必要な親の対応とは
① 無理に登校させない

GWでたくさん遊んで元気だったのに急にGW明けに渋ったら親としても「あんなに休み中に元気だったのに何言ってるの!」と「今日くらい頑張ってみたら?」「明日はちゃんと行きなさいよ」と声をかけたくなる気持ち、すごく分かります。
でも、本人が「今日は無理…」と感じているときは、無理に登校を促すことで逆効果になることも。
ずっと頑張って新しい環境に適応してきた緊張感がGWという長期のお休みで逆に気持ちの糸が切れてしまったという可能性もあります。
まずは無理に促さずにそのような可能性がないかも冷静に判断しましょう。
② 気持ちを否定せずに聞く

「学校行きたくないなんて甘えよ」「理由を言いなさい」ではなく、「そう感じてるんだね」「教えてくれて嬉しいよ」と、まずは受け止めてあげましょう。
そのうえで、新しい環境の適応による疲れなのか、長期休みによるリズムの乱れなのか、実は宿題ができていなくて困っているなど理由があるのかなど理由を見極めましょう。
③ 一人で抱え込まない

理由が「学校が怖い」「理由はわからない」といった抽象的だったりわからなかったりする場合もあります。
また具体的でも「給食が嫌」と言ってみたり、「先生が怖い」と言ってみたり、「仲間外れにされている」と言ったり、日々理由がころころ変わってしまう場合もあります。
親だけでは、明確に把握できない場合は1人でなんとかしようとせず、スクールカウンセラーや学校、不登校の専門家などに相談してみるのも大切です。
理由がわからず不登校の状態になってしまった場合は、できれば不登校の専門家に相談しましょう。
学校は理由が明確な場合は連携して対応してもらうことで解決できますが、明確でない場合は、学校の先生は、クラス運営の専門家であり、保健室の先生は保健室に来た子どもの体調の管理やけがの治療の専門家であり、スクールカウンセラーは子どもの心理のケアの専門家であり不登校から学校復帰するための専門家ではないことは理解しておきましょう。
GW明けに「学校行きたくない」子どもが急増?不登校のサインと親の対応法 まとめ

GW明けの「行きたくない」は、子どもからの大切なサインです。
親も「なんとかしなくちゃ」と焦る気持ちは当然ですが、まずは今の気持ちに寄り添うことやお休みがどのような理由によるものかを冷静に分析する必要があります。
ただの甘えやサボりと考えて感情的によくない対応してしまうと、不登校が長期化してしまうリスクもあります。
GW明けの渋りはとてもお休みしやすい時期であること、大人も憂鬱になりやすい時期であることを理解して、冷静に大崩れして不登校の長期化にならないように子どもに寄り添い、その子が今の不安を少しずつ回復してまた日常に戻って行けるように根気よく対応していきましょう。
また、新しい環境に対して頑張ってしまってきた子は、まれにバーンアウト(燃え尽き症候群)のような状態にGW明けになることがあります。その場合は少し時間がかかるかもしれません。
対応方法もその子に合った対応が必要になってきますので、もしGW明けのしぶりがどのような理由なのか判断ができない場合も1人で悩まず、1人で抱えず専門家に相談してみましょう。
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