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確かにいろいろ不安になりますが、どうしていいかわからないことが多いので解決策が明確になると嬉しいです。
私たち不登校支援グループエンカレッジでは、今まで1000人以上の子どもたちの復学をサポートし、設立17年の現在も復学率は100%を維持しています。不登校に悩む方向けに無料のLINEやメルマガの発信もしておりますのでご活用ください。
何が正しいかわからない不安とその解決策
【不安】
最近は不登校になるとまずインターネットで情報を集めます。皆がスマホを持っていない時代は学校に相談するしかなかったと思います。しかし今はすぐにスマホで情報を集められます。そして戸惑うのは情報量の多さと考え方がバラバラなことです。
①エネルギーが切れているので、子どもが動き出すまで待ちましょう
②小さい頃の愛情不足が影響しているので甘えさせてあげましょう
③今は学校が全てではないから嫌なら学校に行かせる必要はありません
④子どもが不登校になるのは親の影響だから親が変わる必要がある
⑤子どもを褒めて子どもの自己肯定感を高めましょう
「どれが正しいの!」となりますよね。みんな言っていることがバラバラです。子どもが不登校になって焦っているので、まず目についたところに進んでしまいます。そして、何か違うような気がする・・・どんどん子どもが幼くなってきている・・・と思いながらも続けて、結局うちの子に合っていないとわかるのに時間がかかってしまいます。
このような不安に対してはどのようにしたらいいのでしょうか。
【解決策】
まずは、しっかりと自分のお子さんに何が合っているのか客観的にアセスメント(分析)しましょう。不登校の対応はいろいろあります。どれが正しいというものではありません。お子さんに合った対応を見つけられるかです。そのためには客観的なアセスメント(分析)が必要です。大まかにですが、上記の内容だと
頑張りすぎて糸が切れてしまったようなバーンアウト型の不登校の子
↓
①エネルギーが切れているので子どもが動き出すまで待ちましょう
虐待やネグレクト、親の不倫や不仲など
↓
②小さい頃の愛情不足が影響しているので甘えさせてあげましょう
子どもが本当に学校以外の選択肢を望んでいるなら
↓
③今は学校が全てではないから嫌なら学校に行かせる必要はありません
子どもへの過保護、過干渉で子どもの自己解決能力が不足している場合など
↓
④子どもが不登校になるのは親の影響だから親が変わる必要がある
子どもが自分に自信がなくネガティブ思考
↓
⑤子どもを褒めて子どもの自己肯定感を高めましょう
となります。過保護、過干渉で子どもの自己解決能力が不足しているのに①の対応で待っていると時間だけが過ぎますし、②のように甘えさせたりするとどんどん幼くなります。本当は学校に戻りたいけど行けないだけなのに③のように学校以外の場所を提供しても拒否します。
このように焦ってお子さんに合ってない対応をしないことです。とはいえ焦っているときに自分でアセスメントするのは難しいと思います。
どうしていいかわからない場合は自分で判断せず専門家に相談しましょう。エンカレッジでは無料オリエンテーションを行っていますので、もしよろしければお子さんの状態をアセスメントさせていただきます。
不安な状態で視野が狭くなっていると客観的に状態を把握できなくなります。問題を外在化(客観視)できるようになるだけでも楽になる場合もありますので気軽にご相談ください。
無料オリエンテーションの詳しい説明は下のボタンを押してください。
気が焦って子どもに合っているかもわからないまま相談しても、そこの先生がうちのところに相談に来たのだからと客観的なアセスメントをしないまま、自分のところのやり方をお勧めしてしまうかもしれません。
合っていない対応はお子さんの状態を悪化させてしまいますし、より時間がかかってしまうことになるので本当に残念です。ぜひ客観的なアセスメントができるところに相談してください。
誰に相談していいかわからにという不安と解決策
【不安】
こちらも皆さんが不安になるところだと思います。
自分自身も不安だし、冷静に判断できないので誰かに相談したいが、誰に相談していいかがわからない。
ママ友は恥ずかしいし、不登校のお子さんではないので本当の気持ちは理解してもらえないかもしれない。
「大丈夫よ、○○ちゃんはしっかりしているからそのうち行けるようになるわよ」などと言われると心が折れそうになる。
親戚にも言えないし、両親にも心配はかけなくない。
不登校の問題は相談しにくいので孤独です。エンカレッジのクライエントさんも皆さん同じ思いをされています。不登校の親の会に参加された方も多いと思います。
不登校の親の会では自分より不登校期間の長いお子さんもたくさんいて安心できますが、同時に不安にもなります。
学校のスクールカウンセラーは、週に1回、月に1回で前回相談した内容はもう終わっているし、何を相談したかも忘れてしまいます。どこに相談したらいいのだろうと皆さん不安になります。
ではそのような不安にはどうしたらいいのでしょうか。
【解決策】
答えはシンプルです。
・結果の出ているところに相談しましょう。
・相談した時にすぐに答えが返ってくるところに相談しましょう。
・相談した内容に対しての答えが納得できるところに相談しましょう。
・1カ月単位で子どもの成長が実感できるところに相談しましょう。
学校復帰を目指していないのであれば別ですが、学校復帰を目指しているなら相談していても学校に行けるようにならなければお子さんに合っていません。
今、相談している方がいるなら、この対応で学校に行けるようになるかを聞いてみてください。「それは私に言われてもわかりません」とか「そんなことばかり考えているからダメなんです」とか「それはお子さん自身が知っています」とか「1年、2年のスパンで焦らずやっていきましょう」とはぐらかされるところはよくないです。
学校に行くこと自体が不登校の解決とは言えませんが、お子さんに合った対応をしていれば学校には復帰できるようになりますので、そうならないのは合っていないということになります。
相談しても回答が1カ月後では進展しません。回答が納得できなければ素直に実行できません。相談しながら進めてお子さんの状態が良くなっていなかったら頑張れません。なのでシンプルですが上記の内容を満たしたところに相談しましょう。
子どもの状態がどんどん悪化していると感じる不安と解決策
【不安】
子どもの状態が下記のようになっている場合は注意が必要です。
・どんどん幼くなっているような気がする
・どんどん親から離れられなくなっている気がする。
・どんどんわがままになってきている
・どんどん荒れてきている
・ほとんど人と会えなくなっている
・今の状態に落ち着いてしまっている
このような不安に対してはどのようにしたらいいのでしょうか。
【解決策】
こちらは、お子さんへの対応が合っていない可能性が高いのでもう一度アセスメントし直しましょう。
休み始めてすぐのときは一時的に不安定にもなりますし荒れたりしてくる可能性もあるのでその段階で合っていないと判断するのは時期早々ですが、不登校になって1カ月たっても状態が悪くなっていると感じる場合は対応が合っていない可能性が高いので、もう一度対応の見直しと相談するところの見直しをしてみてください。
両親で意見が違い衝突するという不安と解決策
【不安】
こちらもよくありますが、お母さんは学校に復帰してほしいと思ってもお父さんは学校に行かなくてもいいと考えている場合は子どもも混乱します。
お母さんが子どもが学校復帰できるように学校と協力して頑張っていてもご主人が、「嫌なら無理に行かなくていいじゃないか」と子どもの前で言ってしまったら子どもは行きたくなくなってしまいます。
一度学校をお休みしてしまうと復帰するときには勇気がいります。行きたいと思って頑張ろうとしても、隣で親に休んでいいと言われたらどうしてもそちらに流れてしまします。
夫婦で意見が違うと子どもも混乱しますし、子どもが自分の都合のいい方に付くようになります。それでは家族としていい方向にはいきませんし、学校復帰も難しくなります。
また意見が違うとどうしても衝突します。子どもの前での両親のケンカは子どもにいい影響を与えません。
このような不安に対してはどうしたらいいでしょうか。
【解決策】
両親の意見が食い違うというのは両親の中でもお互いが納得できる答えにたどり着けてないからです。
ゲームのルール1つとっても、お母さんはしっかりルールを決めて守らせたいけど、お父さんはルールは決めずに自由にさせたい。お母さんはルールを決めないといつまででもやり続けて勉強はしないし、寝る時間も遅くなるというが、お父さんはそのように管理しすぎると自分で何もできなくなると言う。
お互いが自分が正しいと思って主張ばかりしていたら家族が1つにならないです。不登校の問題は家族が一丸となって頑張らないと解決はできません。お母さんだけが頑張ってもお父さんだけが頑張っても子どもだけが頑張ってもダメなのです。
夫婦間の問題は難しい場合もありますが、子どもの対応に関して言えば別です。子どもの成長を願うのは両親とも同じだと思います。ですからお互いが納得できるようにしっかり話し合いましょう。どうしても難しい場合は素直に専門家に間に入ってもらって家族の指針を示してもらいましょう。
エンカレッジでは私が家族の間に入って家族全体のバランスを調整していきます。専門家の意見であればお互いが納得しやすいので、それが家族の指針となります。
そうやって家族の全体のルールや形を専門家が間にはいて再構成することによってその家庭の理想の形を作っていきます。そして家族のカタチが再構築され学校復帰して安定したら専門家が離れるというのがいいです。
不登校の本などを指針として両親でこの方向性でやっていこうと統一してもいいですが、どうしても本だけは理解がしっかりできないので両親で意見の相違も生まれます。できれば専門家に直接アドバイスしてもらえる方がいいでしょう。
家族の意見の食い違いに関しては、家族療法の専門家に入ってもらうといいと思います。家族療法の考え方についてはメルマガ登録をしていただいた方に家庭環境改善マニュアルというものをプレゼントしていますのでそちらに詳しく書いていあるのでそちらも参考にしてみてください。
下までスクロールしていただくと案内があります。
先が見えないという不安とその解決策
【不安】
皆さん、これが一番不安だと思います。
・このままで本当にいいのだろうか
・いつまでこの状態なのだろうか
・このやり方で学校に行けるようになるのか
・いつになったら学校に行けるようになるのだろうか
・このまま引きこもってしまうのではないか
不登校では常にこの不安がつきまといます。なぜそのような不安になるかと言うと、学校に行くことができるという確証がないからです。
・自分のやっていることが正しいのかもわからない。
・誰に相談していいのかわからない。
・自分の相談しているところが子どもに合っているかもわからない。
・このままで本当に学校に行けるようになるのか見通しがたたない。
その中で子ども言動に振り回されて親御さん自身もどんどん辛くなっていきます。親御さん自身が精神的に不安定になっていくと子どもにもそれは伝染します。こうなると夫婦間の意見の食い違いも起こりやすく言い合いが増えてますます家庭の状況は悪くなっていきます。
このような不安に対してはどうしたらいいでしょうか。
【解決策】
夫婦でしっかり話し合い、これだと思うものを見つけましょう。今は様々な対応があります。
・認知行動療法
・来談者中心療法
・ソーシャルスキルトレーニング
・ペアレントトレーニング
・訪問カウンセリング
・家族療法
他にもたくさんありますが、その中から自分の家族に合っているものを見つけてください。お勧めは、しっかりと不登校の解決に向けてのビジョンがあること。
どうしてもうちのことを話してしまうことになるのですが、エンカレッジの復学支援は、来談者中心療法をストラテジーベースに認知行動療法型の問題解決思考のアプローチで、親御さんには家族療法を中心としたペアレントトレーニングを、お子さんにはアウトリーチ型の訪問カウンセリングを行います。およそ2か月でダイレクトアプローチ。3ヶ月以内には復学でき、今まで全員が学校に行けているという実績もあります。
そういった流れをインテークカウンセリングでお子さんのタイプに合わせて登校プログラムとして組んでいきます。インテークカウンセリングで復学を親御さんにイメージしてもらうことが前向きな気持ちにつながりますので。
それができることで親御さんからは「暗いトンネルに光が差した気がしました。」「目標が明確になったので頑張ります」「すでに登校できた気がしました」と不安が減り気持ちが楽になります。
もちろん、「私の子が初めていけない子になるのでは」とおっしゃる方も少なくありません。自分の子しか見ていないのでそう思うのも当然です。でも3か月後にはみんな学校に行けています。
もしよければ下のリンクから実際のクライエントさんがインテークカウンセリングで受けた気持ちの変化を見てみてください。(クライエントさんが書かれているブログ記事です)
皆さんも目標に向かって一緒に頑張れて結果も出ているところを見つけてください。エンカレッジはあくまで復学が目標なので、学校以外の選択肢を探されている方は次のステップにしっかり進めてサポートしてくれるところを探してください。相談機関ではなく家族で進めたい方は家族としてどうしていくか信じられる方向性を書籍やセミナー、親の会などに参加して見つけてください。
大切なのは、
・不登校を乗り越えられるイメージができること
・目標の設定が明確であること
・結果がついてきていること
です。
5つの不安と解決策、どれもよくわかりました。やはり親が不安だと子どもにも不安が伝わってしまいますからね。
そうですね、解決のビジョンをイメージできるようになると不安も減ってくると思います。皆さんもぜひこの記事を参考にして不安を解消できるように頑張っていきましょう。
↓不登校の解決に必要な対応をまとめた記事はこちら↓