エンカレッジは、不登校で悩むお子さんと家族を支援しています。
不登校の形も家族の形も、十人十色。
そのためお子さんお1人お1人としっかり向き合い、「その子」だからこその復学ステップを考え、一緒に歩んできたおかげで、設立以来22年で1000人以上を復学に導き、かつ復学率100%を今でも維持できています。
エンカレッジの理念
子どもたちは本当は学校に行きたい
2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7747人、そのうち不登校の児童生徒数は19万6127人に及ぶことが文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」で明らかになりました。
はたして、子どもたちは本当に学校に行きたくないと思っているのでしょうか。
答えはNOです。
ほとんどの子どもたちは「学校には行きたい」もしくは「行かなければならない」と思っているのです。
不登校になったのなら「《学校に行きたくない》と思っているのでは?」と勘違いされがちですが、子どもたちと接する回数が増えるにつれ、学校に行きたくないから休んでいる訳ではなく「学校に行けなくなってしまって仕方なく休んでいる」ということがわかったのです。
重要なことは「行かない」のではなく「行けない」というところにあります。
子どもたちが学校に行けなくなったのは、学校に行けないほどの深刻な悩みがあるからです。
性格的なこと、対人関係、きっかけ、子どもによって様々ですが、みんな色々な悩みを抱えています。
しかし子どもたちは「本当は学校に行きたい」と思っており、エンカレッジはその気持ちを何より大切にしたいと考えています。
行きたい気持ちがあるのであれば行けない原因を見つけて解決してあげよう、いや解決してあげればならないと考えています。
もちろん簡単なことではありませんが、それが私どもに託された使命だとも感じています。
エンカレッジの支援内容
お子さんへの訪問カウンセリング
エンカレッジでは、不登校のお子さんの家に訪問して関係構築する訪問カウンセリングを行っています。
自分からカウンセラーの元を訪れるというのは、知らない場所に行ったり、自分が病気になってしまったような気がして、子どもにとっては精神的な緊張が大きいものですよね。
そのため、エンカレッジではカウンセラーによる自宅訪問をさせて頂き、一緒に工作したり遊んだりするなかでまずは信頼関係を築いていきます。普段の遊びの中でこそ見えてくる、お子さんの性格や興味関心、やる気スイッチもあるものです。
心療内科の白衣のドクターから「学校について考えよう」と言われるのと、いつも遊んでくれているお姉さんやお兄さんから「一緒に考えよう」と言われるのとどちらが安心できるでしょうか。
よりお子さんを深く知り、登校が定着するまで二人三脚で復学を考えていくのが、エンカレッジの訪問カウンセリングです。
家族へのサポート
不登校の問題は、家族だけでは解決が難しい状態になっていることも少なくありません。
しかし家族だけで解決が難しくなっている場合でもご自分を責めないでください。それは親御さんやお子さんが悪いのではなく、不登校の構造上の問題だからです。一度かみ合わなくなった歯車は無理に回してもどんどん壊れてしまいます。
エンカレッジでは、カウンセラーが家族の間に入って潤滑油となって家族の歯車が正常に回るようにアドバイスしていきます。カウンセラーが間に入ることで、家族だけでは難しかった家族システムの改善が可能になります。
そしてお子さんが学校復帰し、家族システムも正常に機能するようになったら、カウンセラーは家族のシステムから外れて家族だけで機能できるようにします。
学校への働きかけ
エンカレッジでは、学校への働きかけも大事にしています。
お子さんが学校に行きたいと思えるようになったら、担任の先生に状況をご報告に伺ったり、登校がスムーズになるような打ち合わせを行います。
不登校になった原因や復学しようと思えたきっかけ、今後登校を継続するためのポイントになるであろうことを学校の先生としっかり共有することで、登校継続のしやすさがグッと上がります。
復学支援の流れ
【STEP1】お問合わせ
エンカレッジの復学支援にご興味を持って頂きましたら、まずは無料オリエンテーションやお問合わせからご連絡ください。
無料オリエンテーションご希望の方は日程調整をさせて頂き、当日はお電話でご状況をお伺いいたします。
- 電話で1対1でご状況を伺う
- 1回30~60分前後
- 通話料は完全無料。スマホでOK!
- 復学支援内容のご案内や不登校解決に向けたアドバイス、お子さんに合わせた登校プログラムの検討など
実際に問い合わせするまでではないけれど、もっとエンカレッジの復学支援を知りたいと思われた方はLINEやメルマガでも不登校に関する情報を発信しているので、ご活用ください。
【STEP2】インテークカウンセリング
無料オリエンテーションでご状況をお伺いし、復学支援を受けたいと思われたら次にインテークカウンセリングを行います。
インテークカウンセリングは担当カウンセラーとご両親で行う面談で、所要時間は約2時間料金は15000円(税別)です。より詳細にお子さんの状況をアセスメント(分析)した上で具体的な登校プログラムを組んでいきます。
もしインテークカウンセリング後にエンカレッジの支援を受けたいということであれば、ご依頼いただき、復学支援のスタートとなります。
【STEP3】訪問カウンセラー派遣
復学支援を受けて頂くことになったら、専門のカウンセラーが訪問カウンセリングを行います。
カウンセリングとはいえ知らない場所に出向いたり、知らない大人と話すのはお子さんも緊張してしまいがち。その点エンカレッジのカウンセラーは遊戯療法中心に行うのでほとんどの子どもたちがカウンセラーを抵抗なく受け入れてくれます。
訪問カウンセラーが遊戯療法で子どもと関係を構築しているところです。
訪問カウンセラーは、子どもたちと遊びながら関係を作っていきます。
復学支援では、子どもたちとのリレーション(信頼関係)がとても大切になります。 pic.twitter.com/EdWFeCdbim
— エンカレッジ (@encourage__u) March 5, 2019
ここで重要なのは「お兄さん(お姉さん)が協力するから、一緒に学校に行けるように考えよう!」と言ったときに、子どもが「うん」と言ってくれるような関係を作ること。
同じ目線で二人三脚で考えてくれるお兄さん・お姉さんの方が、お子さんも素で話しやすいですよね。
お子さんにもよりますが、登校刺激までの約2ヶ月間がこのプログラムの目安期間になります。
訪問カウンセラーの訪問頻度は親御さんの希望にもよりますが、週に1度~2度程度です。
【STEP4】登校刺激
登校刺激では、教育コーチングの手法を使い、子どもたちの本音を確認し、登校意欲を引き出し、精神的に強くするといった直接アプローチを行います。
登校刺激のパターンはいろいろありますが、ただ学校に行く為に、無理やり行うものではありません。訪問カウンセラーとの信頼関係を元に、子どもが感じる登校への負担や不安をカウンセラーが半分背負ってあげることで、子どもが半分の努力で登校できるようにサポートしていきます。ですから、親御さんが早く登校刺激をかけたいといっても訪問カウンセラーが「まだ負担を半分背負ってもらいたいと子どもが言ってくれる関係性になっていない」と言えば登校刺激はかけられないシステムになっています。
登校刺激のパターンや内容についてはインテークカウンセリングの時に必ずご説明させて頂きます。「なんで休んでいるんだ」と責めたり「学校に行きなさい」と強制させたり引っ張って学校に連れて行くようなやり方ではありませんのでご安心ください。それをしても継続登校できないことは皆さんがわかっていると思います。
登校刺激の雰囲気について気になる方は、実際のクライアントさんのブログで詳しく書かれていますのでご覧ください。
>>『不登校からの復学支援記録~家族のカタチの再構築~』(アメブロへ移動)
【STEP5】学校への働きかけ
学校訪問
お子さんのがんばる意志を受け取りましたら、訪問カウンセラーが担任の先生の元へ状況報告に向かいます。
復学支援プログラムスタート時点で、担任の先生には御挨拶に伺いますが、学校訪問では経過報告を含め、子どもが登校に向け困っている内容を伝えます(宿題の有無など)。
また登校時の持ち物確認を一緒に行ったりと、不登校期間で生じた物理的な遅れを埋める作業と徐々に学校に行くんだという気持ちの整理を行っていきます。
クラス発表
学校に行きにくい理由で一番多いのが、「休んでいることを友達にどのように思われているかが気になる」「ずる休みと言われるのではないかと心配」など登校した時のクラスの反応です。
そこで、事前に担任の先生とカウンセラーが打ち合わせし、先生からクラスのみんなに説明する機会を設けてもらいます。このクラス発表をすることによりもっとも大きな不安がなくなるので安心して登校できるようになります。
学校見学(前日コーチング)
登校前日は、学校に置いておくものを持って、夕方に学校に向かいます。
実際に教室の席に座ってみるなどの当日と同じ行動をとる事で、緊張を少しでも減らす事が出来ます。
また代表上野が前日コーチングを行うことで(状態によりない場合もございます)、気持ちの底上げを行っていきます。
【STEP6】家庭への働きかけ
家庭訪問
学校訪問が終わると、今度は担任の先生に家庭訪問をしてもらいます。
個々によりますが、やはり初めは先生に会うだけで緊張してしまいます。その上たくさんの確認作業などがあると、子どもたちは逆にパニック気味になったり放心状態になったりもします。
そこで家庭訪問を2回に分けたり、訪問カウンセラーが同席するなどのケアをしながら先生との関係を再構築していきます。
友だち訪問
長い間友達に会っていないと、どのように接していいかわからないといった子も多いです。それは相手の子も同じです。友達の方も遊びに行っていいものなのか、どんな風に接したらいいものなのか迷っているのです。
そこで、友達に家まで来てもらい登校日前に友達関係を修復しておきます。そうすることで一緒に登校出来たり、学校に入ってからも安心です。
友達がいない子には、面倒見のいい子を先生にピックアップしてもらいます。その場合には友達訪問を2~3回行い、ある程度いい関係が築けるようにプログラムを組みます。
【STEP7】登校
登校日は、訪問カウンセラーと一緒に学校に向かいます。登校班をはずしたり、友達に迎えに来てもらったり、その子が一番行きやすい状態で登校できるようにします。
学校に行くための準備は万全です。
後は少しの勇気だけ。緊張はしますが、両親、カウンセラー、友達に見守られながら、ほとんどの子が渋ることなくしっかりと歩き出します。
【STEP8】継続登校
学校に行くまでの準備は万全ですが、学校に行ってからのことは学校に行ってみないと分かりません。
学校では新たにいろいろな問題が起きます。学校で起こった問題に対しては、本人が解決できるのか、カウンセラーがサポートするのか、親がサポートするのかを相談しながら適材適所で対応していきます。
最終的に、本人が全ての問題を解決できるようになれば支援卒業です。
エンカレッジの支援内容・まとめ
エンカレッジでは不登校の子どもが「学校に行きたい」と思っている気持ちを尊重し、《先生・カウンセラー》という立場よりも身近な存在として二人三脚で復学方法を考えることで、1000人以上の子どもたちを復学に導いてきました。
もし不登校でお悩みの方は、不登校を解決する考え方をLINEやメルマガで無料公開しておりますので、ぜひお役立てください。
さらに不登校解決を急ぐ方、直接ご状況をご相談したい方は無料オリエンテーションでお問合わせ頂くか、お問合わせフォームからご連絡ください。
少しでもたくさんの子どもたちの「学校に行きたい」思いを後押しすること、笑顔を増やすことをお手伝いできると嬉しいです。